【展覧会】練馬区立美術館:「三島喜美代―未来への記憶」

「三島喜美代―未来への記憶」

2024年5月19日(日)から7月7日(日)まで練馬区立美術館にて「三島喜美代 ー 未来への記憶」個展が開催されます。

 

本展覧会は、70年にわたる三島の創作の軌跡を、主要作品を通して概観するものです。大量消費社会や情報化社会へ厳しい視線を投げかけつつも、情報やゴミを異化作用を通して造形表現へと転化させた三島作品は、日々の暮らしの中から遊び心をもって生み出されてきました。会場では、初期のコラージュ作品から、「割れる印刷物」のオブジェの数々、環境に配慮した素材による近作などが並ぶなか、ハイライトとして三島の代表作であり、最大規模のインスタレーション作品≪20世紀の記憶≫を展示します。ぎっしりと床に敷き詰められた大量の耐火レンガ・ブロックから成るこの作品は、各レンガの表面に三島が20世紀の100年間から抜き出した新聞記事が転写され、文字通り20世紀の記憶の断片を視覚化するとともに、その時代に向き合った彼女自身の記憶が刻まれているように思われます。三島が作品に刻印した20世紀の記憶を、来るべき未来への記憶として改めて受け止める機会となれば幸いです。

 

「三島喜美代 ー 未来への記憶」
会期:2024年5月19日(日)〜 7月7日(日)
時間:10:00 〜 18:00 ※入館は17:30まで
休館日:月曜日
場所:練馬区立美術館
入場料:一般1,000円/ 高校・大学生および65~74歳800円/ 
中学生以下および75歳以上無料/ 障害者(一般)500円/ 障害者(高校・大学生)400円/ 
団体(一般)800円/ 団体(高校・大学生)700円
主催:練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会)
協力:株式会社東横イン/株式会社ギャラリー1045

June 5, 2024
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